
こんにちは!
なつのです!
段々寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
風邪など引かないように、お過ごしくださいね!
さて、今日は最近話題のセミリタイアについて書きたいと思います。
あなたは、セミリタイアあるいはリタイアに憧れるでしょうか?
☑️セミリタイアってデメリットはないの?
☑️本当にリタイアして良いのか不安…
リタイア生活に憧れる一方で、このような不安を抱く人も多いのが実際のところです。
この記事を最後まで読む事で、セミリタイアやリタイア生活のデメリットを知ることができます!
最近では本・雑誌・YouTubeなどでも頻繁にセミリタイアの文字を見るようになりました。
不労所得・配当金生活・働かない生活などの言葉がセットになっており、自由な生活の代名詞となりつつあるのが、セミリタイアです。
生活に掛かるお金の一部または全てを資産所得でまかない、雇われないで生活し、足りない分のお金は働く事で補うような生活です。
毎日のようにフルタイムで働いている人からすると、本当に憧れる生活のひとつとして、今トレンドになっています。
数年前までサラリーマンだった僕も、そんな生活に憧れたひとりでした。
そして、今はゆっくりと自分のペースで働きながら生活を送っています。
まだまだセミリタイアとは言えませんが、サラリーマンの時よりはかなり生活の自由度は増しており、概ね満足はしています。
ただ、過去に一度だけ、リタイアの経験をしてみたくて、実験した事がありました。
その時に感じたのは、どちらかと言えば自由になったメリットよりも、デメリットの方が大きかったという事でした。
結局、そこから今の仕事をしながらゆっくり生活をするに落ち着いています。
今、会社勤めが大変でキツくて、何としてでもセミリタイアしたい!と思っているあなたに、僕が経験したリタイアした先にあるデメリットを伝えたいなと思います。
もしセミリタイアあるいはリタイアに向けて頑張っている方に水を差すことになったら申し訳ないのですが、きっと役に立つはずです。
あなたがこの記事を読むことで、セミリタイアあるいはリタイア後の生活をイメージするきっかけになれば嬉しいです!
デメリット①暇が辛くなる

あなたはリタイア後にやりたいことはあるでしょうか?
この問いの答えがパッと出て来ない場合、リタイア後は暇であることに苦しむ可能性があります。
「でも、リタイアした後って暇を楽しむものじゃ無いの?」
もちろん、暇を楽しむのも良いでしょうが、果たしてどれだけの時間をその状態で過ごす事ができるのでしょうか?
これは、僕が実際に体験した事ですが、僕は今の生活になる前に1ヶ月だけ自由に過ごしてみようと休暇を作ってみました。
休暇とは言ってもやりたい事もなかったので、最初の1週間は、ゴロゴロして、好きな事をして、と今までの忙しさを取り戻すように存分に満喫していました。
「最高だなぁ」とそう思っていました。
何となく次の1週間ぐらいは出かけたりしながら過ごせたのですが、3週間目あたりになって来ると、もうそんな生活にも飽きてきてしまいました。
すると、「本当の暇」がやってきます。
2週間目までは、何とか「休暇」になっていましたが、3週間目からは「本当の暇」になってしまったのです。
そこから「本当の暇」が、かなり恐ろしい効果を発揮し出します。
デメリット②自尊心が傷付く

僕は決してプライドは高い方では無いと思っています。
しかし「本当の暇」の中で時間を過ごしている時に、僕はどうしても自分に自信を持つ事ができませんでした。
「どんな生活をして、どう思われても良いや」と思っている方がいるかもしれませんが、多分「本当の暇」を経験するとその考えも価値観も変わる可能性が高いです。
何もしていないという事にはかなりの破壊力があって、暴力的なまでに自分を攻撃してくる事があの時にわかりました。
サラリーマンの時から思い描いていた自由な生活でしたが、この辺で考え方が変わった事を記憶しています。
デメリット③罪悪感を覚える

リタイアしたいと思う人の中には、既に誰かと一緒に暮らしている人もいると思います。
その場合、ちゃんと説明をしていようとも、周りの人をいくら気にしない性格だとしても、生活は繰り返されるものですから、きっとどこかで罪悪感のようなものを感じ出します。
僕はパートナーと一緒に住んでいますが、パートナーが出勤していく時間にぼけっと過ごしている事が何とも耐えがたい時間でした。
もちろんパートナーには休暇の説明はしていましたが、パートナーの生活は変わらないので、忙しそうに過ごします。
開き直り事もできるのでしょうが、僕にはその方がストレスでした。
デメリット④虚無感を覚える

パートナーが出勤した後の部屋はとても静かで、物音ひとつしません。
僕は読書が好きなので、「最高の空間だ!」などと思っていましたが、それも最初の2週間が限界でした。
一旦読書が終わると、何もやる事がないだけの、静かな空間に戻ってしまいます。
静かな空間にひとりでいると、考え事が多くなります。
僕は元々考え事も多い方だったので、考える時間も必然と長くなりました。
多分、あの空間でやる事が何もない状態では、たとえ考える事が嫌いな人でも、いろいろと考え出して止まらなくなる事でしょう。
大抵、静かな空間でやりたい事も何もない状態で考えることなど良いものではなく、悩みなどが頭の中でループしているだけの状態になります。
すると、暗く落ち込んだような気持ちになってしまい、ついにはひとりでいる事が辛いと感じるようになってしまいます。
デメリット⑤張り合いが無い

リタイアする時には一緒にリタイアする計画を立てて、長い時間一緒に進めるでもしない限りは、ほとんどの場合ひとりでリタイアする事が多くなります。
すると、①〜④までのデメリットに直面するようになります。
そもそもの話になりますが、リタイアする時に同時にリタイアした友人がいれば、もしかするとここまでのデメリットは受けずに済むかもしれません。
しかし、リタイアの考え方はたとえ夫婦であっても同じでは無いでしょうし、一時どちらかが無理をして合わせたとしても、それが続くかどうかは疑問です。
リタイア生活のためには、長い時間、根気強く貯蓄したり、それに合わせて我慢も強いられますから、夫婦と言えどもそれに耐えるような生活は難しいのでは無いでしょうか。
つまり、リタイア時に孤独になる可能性が非常に高く、何もやりたい事が無いと、張り合いの無い生活になりかねないという事です。
リタイアを最高のものにするために

リタイアする前にここまでに紹介したデメリットについて、一度イメージしてもらいたいのですが、決してあの辛い経験をあなたにはして欲しく無いと思います。
ですから、ここからはリタイアに向けて何が必要か説明していきます!
結論から先に言うと、自分の仕事を作り、発信する術を身に着ける事が必要です。
この2つができていれば、今回紹介したデメリットは払拭できる可能性が高いです。
「何だか難しそう。」
そう思うかもしれませんが、実はそんなに難しい事ではありません。
僕を例に挙げると、僕は文章を書く事を副業でやってきましたが、それを続けているだけです。
コラムを書いたり、ブログを更新したり、時には日記のような文章を出す時もあります(もちろん自己満足ではありませんが)。
そして、それをSNSで発信して、コメントをいただく事もあります。(いつもご覧になって下さっている方、コメントをくださる方、本当にありがとうござざいます!)
もっとわかりやすくするのなら、デメリット①〜④には「自分の仕事」が対応し、デメリット⑤には「発信」が対応しているのです。
もちろんこれは文章書きに限った話ではありません。
動画の配信でも、物販でも、請負いの仕事でも、あなたがやりたいと思うものなら何でも構わないのです。
つまり、張り合いのある仕事があれば、リタイアのデメリットは消せると言う事です。
「でも、それってリタイアって言わないんじゃ無いの?」
だからこそ、「セミリタイア」が話題になっているのでは無いしょうか。
そもそも最近流行っている「セミリタイア」は完全なリタイアではなく、仕事量を減らして、生活と仕事の関わり方を変える事だと言えます。
つまり、好きな仕事だけを残して、自由な時間を増やす、いわばいいとこ取りなのが、「セミリタイア」の考え方なのです。
少し矛盾しているようにも感じるかもしれませんが、自分のやりたい仕事を残す事で、今回のような完全リタイアによるデメリットを防ぎつつ、リタイアの自由度を最大限に活かすと言う事です。
このように考えると、多くの人に受け入れられやすいのがセミリタイアなのです。
セミリタイアをする事は決して簡単ではありませんが、完全なリタイアよりは難易度が低いのは確実です。
しかも、リタイアのデメリットも払拭できるとあれば、まず目指すのはセミリタイアで良いのかもしれません。
まとめ

・リタイア生活にはデメリットがある
・「本当の暇」は自尊心を傷つけ、罪悪感と虚無感を与える
・リタイアしてもひとりの場合が多く張り合いが無い
・自分の仕事を持ち、発信する事でデメリットを払拭できる
・リタイアではなく、セミリタイアの方が現実的
今回の記事を読んで、あなたはセミリタイアしたいと思っ他でしょうか?
もし、元からセミリタイアを考えていた人は、もう一度どこを目指しているのか確認するきっかけにしてもらえると良いかもしれません。
僕は変わらずセミリタイアを目指しますが、僕はまず「自分の仕事」と「発信する術」を強化していきたいと思います。
それは今日紹介したデメリットの怖さを味わったからです。
自分が目指している先に何があるのかだけは、十分に想像する時間を設けた方が良いかもしれません。
いざ達成した後に、嫌な思いをしたい人はいないでしょうから。
それではまた会いましょう!