絶望だけは避けて

希望を持って生きなくても、絶望だけはしないように生きることもできます。

芸能界の著名人が亡くなった時、たくさんの人が悲しみにくれます。

多くの人に愛された証拠なのですが、そこに陰謀論を持ち出してみたり、そういったことで大衆を煽るようなメディアがまだまだいることが本当に嫌で嫌でしょうがありません。

・・・。

病気や事故ではなく、人が亡くなったとき人は誰かの絶望を考えたりします。

「何かあったのか」「予兆はあったのか」。

正直なところ、どんなことを考えても、どれだけ近くにいた人でも、本当に思っていたことはわからないというのが限界なのだと思います。

できることと言えば、これまでの記憶を思い出して追悼することと自分が絶望しないようにすることだけなのかなと思います。

よく「希望を持って生きろ」なんて言葉を聞きますけれど、環境によっては希望を持つことさえ困難な場合だってありますし、希望の持ち方なんて知らずに育ったという人もいると思います。

誰しもが強いと思ったら大間違いなんです。

人は結構弱いものなんです。

だから希望を持てないことももちろんあります。

でも、そこで人生辞めたとなればおしまいですから、せめて希望なんてきらきらしたものでなくとも、真っ黒な絶望を避けるようにだけできればいいのではと思います。

本当に親しい人と何かくだらないことを話すだけでもいいのではないでしょうか。

自分ではどれだけ些細だと思っていることにも意味がありますし、何よりあなたがいるだけで嬉しい人は想像以上にたくさんいます。

だから絶望だけを避けてほしいです。