【エッセイ】こんなご時世だからこそ家族に電話を


こんにちは!

なつのです!

本日はエッセイです!

家族に電話していますか?

最近になってよく実家の家族と連絡を取るようになった。

理由は簡単でコロナや暑い日が続き、祖母の健康が心配になったからである。

僕は毎年9月から後には、実家の農家を手伝うために帰省をしていたので、その度に祖母が元気に過ごしているかを意識しなくとも確認することができていた。

しかしコロナが蔓延してしまってからは、実家に帰れない日が続いている。

そうすると意識しなければ祖母と話す時間も機会も少なくなってしまい、元気で過ごしているかどうかさえわからない状況になってしまっていた。

もうすでに80歳を超えているが、農家に関わっているせいか歳の割には元気でいてくれているので安心している部分もあるが、このようなご時世では帰省もできずに心配にもなる。

案外悲しいのは、心配になって初めて連絡をしている自分がいたことだった。

それこそ農家に育ったせいか、僕の兄弟はたぶん他の人よりもそれなりに帰省していて、なんというか連帯感みたいな何かがある。

実家近くに住んでいる兄弟もおり、彼らでさえ頻繁に実家に帰ることはできずにいるようだが、やはりこういう状況だと毎年の手伝いでさえ彼らに頼るほかがない。

頼れるだけ良いようなものでもある。

しかし、頼ると同時にほとんど唯一の理由だった帰省の理由が無くなることに気がついた。

思えばコロナ前もお正月だろうとお盆だろうと、実家で過ごすのではなくその時のパートナーと過ごす日々を送っており、その代わりみたいにして手伝いの時にこそ帰省していたのだ。

帰省する理由が禁じられれば、もはや連絡すら取らないような状況になってしまうのだ。

それでも連日のコロナ陽性者数の増加や、熱中症警戒のニュースは後を立たず、その度に「高齢者が…」などと放送されるとやはり心配になってしまう。

そこでようやく実家に電話をかける自分がいたことに気が付くのだった。

縁起でもないことは言葉にしたくないが、時が遅くなったと後悔するのはもっと嫌なことである。

かといってすぐに実家に帰省できるような状況ではない。

だからこそ電話という手段を使うのだ。

電話にさえ出てくれれば、目的のほとんどは達成し安心できるのだから思うほど億劫なことでもない。

これを読んで別のところに住む家族が心配になったという人は、脅かす訳ではないけれど電話をかけてみて欲しい。

家族も安心し、あなたも安心できるはずだ。

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