
こんにちは!
なつのです!
今日はエッセイです!
茎を落とすように
カポックという観葉植物を育てている。
なんとも平和な趣味である。
もはや趣味ともいえないぐらいのもので、1週間に一度水をあげれば充分と教えてもらってからはそれほど手も加えていなかった。
その割には新しい芽が出て、葉が大きくなり、茎もグングンと伸びる。
もう育て始めて1年は経つけれどそんなことを何度も繰り返していた。
つい先日、ふと気がついたのは半端に長い茎が多く、どの茎も伸び悩んでいることだった。
同じような長さの茎が群生しているような雰囲気が好きなのであればあれでも良いのかなとも思うけれど、その時は新しい芽が伸び悩んでいるように思えたのだ。
なんだか心がざわつくのだ。
「剪定するか」
これは決意にも近い行動だった。
群生しているものの中には段々と葉が落ちているものもあったが、まだ葉が残っておりバッサリと切り落とすのが躊躇われたのだ。
過去も一緒に切り落とすような感覚があったのだ。
それでも剪定することにした。
数本の茎を落とすことは簡単に終わった。
本当にあっさりと終わった。
そんな剪定をして1週間ほどが経過した。
残った芽は新しいものの含めグングンと成長し、葉が青々としている。
明らかに新芽の成長も早いのを見た時、何か新しい感覚を覚えた。
過去にしがみつくようなことはしてはいけないのだということ。
どれだけの思い出があろうとも引きずるようにそれらを抱えていては前に進みたくても前に進みにくくなる。
身重だからだ。
完全に忘れるということはできないけれど、ひとつずつ置いていくことはできるはずだ。
茎を落とすようにあっさりと終えられるようなものではないが、ちゃんと切り落としてあげれば新しい芽が育つのだ。
きっとそういうものなのだ。
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