【エッセイ】素直で正直者の五分五分

辛い日々が続く。

昨日、ここ最近の自分のブログを見直していたが、「ゆっくり生活」とか言いながら、なんだか闇堕ちみたいなブログになっていることを改めて確認した。

ただ、noteからずっと続けているのは、「ありのままを書くこと」だから、無理に明るく書こうとは思わない。

だから、こういう類をみたり読んだりして、気分が悪くなってしまう人にはオススメしない。

もしかすると、数ヶ月も経てば、明るいなつのくんが現れているかもしれないので、今はご勘弁を。

ありのままを書くことは良いとしても、今はありのままのなんて事のない生活自体が辛く苦しいものになっている。

こんな時に少しでも嘘をついて前向きに、ポジティブになれるならどれほど良いかと思う。

良く「素直だね」とか「正直すぎて顔に出てる」などと言われる事があるけれど、それが正しいのなら、素直で正直なことが、裏目に出てしまっているように感じる。

今回ばかりではない。

人の言うことを真に受けるから、信じて裏切られる(と勝手に自分で思ってしまう)ことばかりだし、まさに「正直者が馬鹿を見る」みたいなことに、面白いぐらいにぶつかってきた。

その度に、「次は同じことはしない」と思っても、生まれつきの性格はそうそう変えられないと言うことを体現するように、失敗を繰り返してきた。

なかなかうまくいかないものだ。

「では、いっそ素直さも正直者であることもやめてしまえばどうか」と言われたこともある。

それこそ素直だった僕は、一度だけ全然素直さが無く、正直さなど吐き捨てた性格を演じてみたこともある。

確かに、少しは効果があったのかもしれない。

でも、性格と言うものは「演じる」ものではないとこの時に強く感じたことだった。

「こうでなければ」「こうあるべき」という嘘の性格を演じることは、かなりのストレスになって、1週間と保たなかった。

きっと短時間であればできなくないのだけれど、それでも消耗している感じは否めなかった。

やはり、素直で正直者なのだと思う。

勉強はそれほど得意でないけれど、知識でカバーできるものは、カバーしてきたつもりだけれど、生きていれば知識でカバーできないものなどいくらでもある。

だから、直感に頼るような時には、いつでも素直で正直な自分の方が声高に叫んでしまうのだ。

結局、そんな自分がなんだかんだ好きで、失敗したと思っても、それで成功したこともいくつもあるから、成功を思い出して、五分五分だなと納得してしまうのだ。

今はとてつもなく落ち込んでいて、何をしても満たされないような状態になってしまっている。

でも、こんな状態さえも、いつかは素直さと正直さのために、引いてしまった悪い五分の方だったと思える日が来るのだろう。

しばらくの辛抱なのかもしれない。