
こんばんは!
なつのです!
今日は読書の話をしたいと思います。
先日、noteにて、「どんな本を読んできたのですか?」という質問をいただきました。
僕は、大学生から本格的に読書をはじめ、十数年読書を継続してきました。
このように書くと、努力して継続してきた様に思われますが、どちらかと言えば大学時代にやる事がなくて始めて、なんとなく続いているような感覚です。
要は、趣味みたいなものなのですが、たとえ末端でも物書きの仕事をしているので、何を読んでいるか聞かれる事があります。
特に聞かれるのは、今回の様な読書遍歴です。
なので今回は僕の読書遍歴の一部分を取り上げて行きたいと思います!
【アルジャーノンに花束を】
「アルジャーノンに花束を」は大人になっても幼児並みの知能しか持っていない主人公が、脳外科手術によって天才へと変貌して行く中での人生の葛藤や感情の動きなどを繊細に表現した作品でした。
僕が最初に読書らしい読書をしたのがこの本だったのです。
僕が本格的に読書をし始めたのは大学からで、高校までは読書なんて面倒で、ただ眠くなるだけのものでした。
その時はドラマやアニメを見る事の方が好きでした。
今から18年前、僕が中学生の時、ユースケサンタマリアさんと菅野美穂さんが主演のドラマ「アルジャーノンに花束を」を見ていました。
その話を聞いた担任の先生が、「私が貸し出している図書にもあるから読んでみたら?」と言われ、学校の朝読書の時間に読んだ事が最初の読書らしい読書でした。
正直な所、当時は朝読書の時間が退屈で仕方がありませんでした。
それは読書が好きでは無かったからでした。
しかし、朝読書の時間はやって来るので、とにかく何かを読む必要があリマした。
だから、ドラマで既に知っている作品なら退屈しないかと思いながら読んでいたのです。
朝読書の時間は中学校3年間続いたのですが、その半分ぐらいは「アルジャーノンに花束を」を何度も読む事で過ごし増田。
お茶を濁し続けたとも言えますね笑
しかし、それだけ繰り返して読んでいると愛着も湧くもので、読書は好きでなくとも「アルジャーノンに花束を」が大好きになっていました。
中学を卒業する時に、担任の先生がその本を僕にくれたのですが、先生が言った言葉が忘れられません。
「その本は君の所にいた時間の方が長いから、これからも大切にして欲しい」
「アルジャーノンに花束を」は僕にとって大切な宝物になりました。
【二十一世紀に生きる君たちへ】
僕は高校を卒業し、理系の大学に進学しました。
地方の大学で近くにはほとんど何もなく、田舎出身の僕には最適の環境だった事は間違いありませんでした。
高校時代の登下校併せると3時間強だった僕は、キャンパスの近くにアパートを借りた事で暇な時間を持つようになりました。
そして巡り合ったのが読書という趣味なのです。
大学時代には様々な経験をしましたが、とりわけ読書を趣味にできた事は、大切な友人ができた事と同じぐらいの出来事でした。
大学時代には数百冊の様々な本を読みましたが、中でも一番にオススメしたいのが「二十一世紀に生きる君たちへ」です。
これは作家の司馬遼太郎さんが子供向けに書いた本で、10分も掛からずに全てを読む事ができる作品です。
司馬遼太郎さんの特徴である「余談」などはこの作品からは知る事ができません。
これまでに僕は「竜馬がゆく」、「坂の上の雲」、「この国のかたち」などなどを読んで来たが、それでもオススメしたいのはこの「二十一世紀に生きる君たちへ」なのです。
それは、これが本というよりも手紙に近いような何かに感じる事ができたからではないかと思います。
人は時に悩み、苦しみます。
そんな時にふと手に取った本のたった1行が人生を救ってくれる事があります。
僕にとってのそれが、この「二十一世紀に生きる君たちへ」には詰まっているのです。
だから僕は何かに悩み、苦しいと感じる時には、この本を読むようにしています。
本当に何度救われたかわかりません。
素敵な本だと心から言えるので、ぜひ手に取って見て欲しいものです。
【バビロン大富豪の教え】
ここまではある意味僕の思い出巡りのようだったので、少し趣旨がずれてしまっているようにも思えます。
だから、ここからは「オススメの本」という所に注力していきます。
その1冊目は「バビロン大富豪の教え」です。
昨今、お金にまつわる書籍は非常に多く、過去よりも玉石混交な状態になっているように感じます。
だから、「結局何をやっていいかわからない」状態になってしまうのではないでしょうか。
そんな時、人には強い味方がいると思います。
それが古典です。
古典は古くから読み継がれており、歴史の淘汰を経て今でも語りづがれるものです。
お金分野の本は本当にたくさんあるが、その中で古典と呼べるものはこの「バビロン大富豪の教え」だと思えます。
10冊のお金の本を読むよりも、この本を何度も読み返し、血肉にする方がお金の悩みから解消され、人生に希望を見出せると思います。
個人的には読みやすいので漫画版がオススメです。
【7つの習慣】
これも古典に入るものでしょう。
お金の本と同様に、自己啓発書もまた玉石混交と言えるでしょう。
そこで古典の役目を果たしてくれる本が「7つの習慣」です。
具体的には、どんなに新しい自己啓発本が出てきても、そこに書かれている事は「7つの習慣」の派生のように感じて、最終的には「7つの習慣」を読んでいるという事が起こるかと思います。
これには既に賛同してくれる人も多い事でしょう。
【自分の中に毒を持て】
これも生き方の古典と言えるような作品です。
僕の特に好きなジャンルはエッセイなのですが、この本はまさに岡本太郎さんの熱烈な生き方を知る事ができる本です。
この本の熱からはまさに熱量を感じる事ができる1冊です。
【LIFE SHIFT】
読書には様々な目的があるものです。
不安や悩みの解消、自分とは違う価値観の勉強、エンターテイメントのひとつとして読む事もある事でしょう。
自分の知らないデータを知りたいという目的で、本を手に取る事もあるかと思います。
この「LIFE SHIFT」はまさにそれでした。
人生100年時代という、当時は聞き慣れない言葉を知るためにデータとして手に取った本だったのです。
しかし、この本には良い意味で裏切られました。
知りたいデータというよりもさらに大きな命題を提示し、それに的確に答えて行く言わば、「人生100時代の説明書」だったのです。
もし、これから先も「今までの人生が続くんだ」とか「この先は何も起こらず平穏が約束されているから大丈夫」と思う人は、この本を読んで見て欲しいですね。
【となりの億万長者】
これもお金のデータ本として読んで見て欲しい1冊ですね。
多分、日本人が思っているお金持ちのイメージは植え付けられたものであり、本当のお金持ちがどんな暮らしをし、どうやって資産を築いたのか知る事ができるでしょう。
【下流志向】
これは学びの本としてオススメの1冊です。
日本人の同調圧力とか、足の引っ張りあいはどこから来るのかを学ぶ事ができる本です。
僕は著者の内田樹さんの10年来のファンで、内田先生からは様々な「この考えはどこから来るのか?」について学んできました。
思想に興味がある方は、ぜひ内田先生の本を読んで見て欲しいですね。
読書遍歴のまとめ

①アルジャーノンに花束を
②二十一世紀に生きる君たちへ
③バビロン大富豪の教え
④7つの習慣
⑤自分の中に毒を持て
⑥LIFE SHIFT
⑦となりの億万長者
⑧下流志向
今日は過去の読書遍歴の中から、オススメ本を紹介しました。
これ以外にも紹介したい本はいくつもあるので、また紹介できればと思います!
では、また!