
こんばんは!
なつのです!
今日のコラムは次のような人のために書きました。
✅人から真面目と言われるけれど、辛い思いをしている方が多い…
✅他人と比べてしまって、なんだか辛い…
僕の体験談と共に、最後までどうぞ!
真面目さと比較癖

真面目さと比較癖に悩まされてきた。
元々真面目な性格で、自分で言うのもなんだが、子供の頃から親や先生の言うことを聞いて育ってきた。
真面目に勉強するから、それなりに成績も良く、幼い頃に「自分は勉強ができる!」と思えたからそこそこやってこられた。
勉強したらしたで、親は喜ぶし、先生の印象も良いので、順位付けされるテストでは決まって良い順位にいた。
だからなのか、兄弟が多いからなのか、真面目さに加えて、比較癖がそこから大きく成長した。
僕が中高生だった頃、インターネットはあったけれど今程の規模感ではなかったから、せいぜい学校での期末テストでの順位ぐらいしか周りと比較するものがなかった。
運動はそれほど得意でなかったし、容姿も優れているわけでなかったのも影響してか、とにかく良い成績をとってせめて勉強だけは負けないようにしようと勉強だけはしてきた。
中学は田舎の公立校だし、僕の同級生は80人ほどだったから、中学で優秀な成績を取ることは難しくなかった。
それでも高校は少しだけ栄えたところにあるそれなりに成績の良い学校に、わざわざ2時間近くもかけて通ったから、中学ほどの順位にはなれなかった。
ただ、上位の成績ではあったから、先生や親との関係性は全く変わらなかった。
おかげさまで、すんなりと国立の大学に推薦で入れてもらうことができた。
よく亡くなった祖父から「学生なんだから勉強するのは当たり前だ」なんて言われて育ったから、大学まで学生のほとんどは遊んでいると気がつかなかった。
それでも僕は大学に入学してからも、勉強をし続けていた。
大学も同じように真面目だったのだ。
大学に入ると専門性も高まって、より比較癖が成長する事になるが、この頃になると読書するようになったり、スマホが本格的に流行してきて、「大学内で競ってもなぁ」とぼんやり感じるようになる。
比較癖はあるけれど、その感覚に疑問を持ち始めていた時だった。
そして、就職活動や社会人になって、真面目さと比較癖の厄介さみたいなものを経験する。
真面目な人は、硬く脆い印象がある。
これは僕の主観なので、別の意見もあるかもしれないけれど、この主観には僕の経験が加味されているのでどうか許して欲しい。
仕事は真面目さだけでどうにもならないものがある。
学業の成績とは違う。
だから、真面目に取り組んでは壁にぶち当たって無理をするようなことだってたくさんある。
しなやかに強かなメンタルを持つ人は、この辺りのさじ加減が卓越していると思う。
要領が良いとも言い表せる。
僕はその辺りが、どうも苦手らしく、いまだに真面目に壁にぶち当たってしまうのだ。
それだけでもメンタルがやられるのに、それを悪化させるのが比較癖だ。
学校では、皆共通で比較できる事なんて、せいぜい学業の成績ぐらいのものだろうけど、一歩だけ社会に出ると、比較できる項目なんて無数にあることに気がつく。
わかりやすいのが収入だろうけど、いくら稼ごうが価値観によっては、稼ぐことより家族と過ごす時間を大切にしたいと思う人だって多い。
だから、比較なんて意味のないことなんだけれど、幼い頃からの習慣は染み付いてしまっていて、「周りよりも収入が低いなんて」とか「あいつは結婚しているのに」などと、相手の良い部分と自分の悪い部分を比較してしまう。
そうやってどんどんと落ち込んでしまう結果になり、ひどい時には病んでしまうのだ。
もちろん、これまでの全てを否定したくて、この文章を書いているわけではない。
ちゃんと勉強してこなければ、今の状態もないのだから。
しかし、伝えたいのはそこではなく、特に学生さんのような限られた範囲で過ごす人に、真面目さも比較癖もそれなりでいいよ、とだけ伝えたい。
こんなメッセージは僕と同じような性格の人にしか伝えられないことなのだけれど、それで十分である。
もう十分知っているかもしれないけれど、世界は広く、自分の身の回りは思ったよりも狭い。
正直なところ、大人になったところで身の回りの広さがとてつもなく変化する人は稀だと思う。
個人が思うところの世間なんて結局狭い。
だけど、世の中自体は広いから、狭い世間で苦しんでしまっているなら、せめて外の世界もあるよと伝えたいのだ。
僕は社会人になってからの方が、よっぽど失敗してきたと思う。
サラリーマンになっても上手くいかず辞めてしまうし、兼業して働くことが自分のスタイルなのかもしれないと気がついたのもついこの間のことだ。
それまでは、個人の期間にも模索して失敗してを繰り返して、稼げなかった時期だってある。
いろんな経験をしている実感はあっても、周りの人はその間に離れてしまったこともあった。
失くしてからその尊さに気がついたものだっていくつもある。
僕は今年で32歳だけれど、まぁそれなりにいろいろ経験できたのかななんて思えるのだ。
なんとなくポジティブになれるのは、仕事とか生き方とかってひとつじゃないと思えるからだ。
本当にただそれだけである。
☆ーなつのの活動ー☆
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