
正直者がバカをみるのだろうか。
もうすぐ連休を迎える事になるのだけれど、いつものようには、ウキウキした気持ちにはなれずにいる。
それは緊急事態宣言が、またも発令されており、連休は特に警戒をしなければならないと思うからである。
さて、今回の緊急事態宣言をしっかりと守って、不要不急の外出を控える人は、どれほどいるのだろうか。
もちろん、しっかりと規則を守る人もいるだろうけど、1年前のこの季節ほどの警戒をどれほどの人がするのかと言えば、かなり微妙な所であろう。
理由は簡単であり、半端に自粛したり、解除してみたりを繰り返して行くうちに、「自分は大丈夫だ」と思ってしまうようになった人が多いのだ。
僕も全く油断しなかったかと言えば、自信はないけれど、こう何度も行ったり来たりの規則とあっては、どうしていいかわからなくなってしまい、行動を制限してストレスを感じる自分がだんだんと嫌になって行くのだけは、わかっていた。
だから、なんだかんだで感染者数も減ってきたし、首都圏に住んでいるわけでもないから、まぁ大丈夫だろうと、遠出はしないまでも、普通に不要不急の外出をしてしまっていた。
そして、何よりも怖いのが、それがスタンダードになっていた事である。
つまり、防御力を自ら下げてしまっているような状態にも関わらず、それに気がついていないようなものだったのだ。
だから、今回の緊急事態宣言で、もう一度、冷静に防御力を高めなければいけないと感じている。
ひとりひとりの行動が、医療従事者の方々に貢献する事になるからである。
何よりも、本当に大切で守りたいと思う人を、自分の軽率な行動で、危険な目に合わせているのかも知れないとすれば、この連休を大人しくひとりで過ごせば、逆にそれだけで、大切な人を守ることになり得るのだ。
世の中には、決して讃えられる事なく、しかし実直で誠実に立ち振る舞い、知らぬ所で人を救う人がいる。
これを「アンサング・ヒーロー」と呼ぶこともある。
「正直者はバカを見る」の正直者とは、このアンサング・ヒーローのようなものだ。
だから、僕の解釈ではあるが、「正直者はバカを見る」には少し言葉が足りないのだ。
「正直者は(ごく短期的には)バカを見る(かも知れないけれど、その行動が人を救う)」
決して、正直で、素直に今回の発令を守ったとしても、ただ何もなかったという結果になれば、一番良い事にも関わらず、「バカを見たなぁ」なんて思ってしまうかも知れない。
でも、行動を制限することが、どれだけの人のためになっているか、感じて見て欲しいのだ。
これを感じれば、あなたは既にアンサング・ヒーローなのだ。
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